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都市鎌倉のトイレ遺構

鎌倉(神奈川県鎌倉市)の鎌倉幕府政所跡と推測される遺構(13世紀前半)からもトイレ遺構が発掘された。トイレ遺構は、政所の南部、横大路の北側を並行して走る遺構群を区画する溝と、掘立柱建物群との狭間に3基見つかっている。これらは、1. 位置が近接する、2. 形態が類似する、3. 土器類の出土がないという共通点から、同じ者の手によって掘られたこと、比較的短時間のうちに連続して掘られたり埋められたりしたと推定できる。3基とも土坑形汲取式トイレで、それぞれ1m弱の間隔をあけて掘られている。いずれも短軸(幅)が0.5?0.9m、長軸(長さ)が1.6?1.9mの隅丸長方形を呈し、北2基からはウリ科・ナス科の種子の他、魚骨を出土しており、南端のトイレからは踏み板と考えられる板が2枚落ち込んでいた。2枚の板を合わせるとその中央に20?30cmほどの六角形の穴が開く形状となっており、この穴は排便用の落とし穴とみられる。
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同じく鎌倉の米町遺跡(こめまちいせき)からもトイレ遺構の可能性をもつ土坑群が発見された。遺跡は鶴岡八幡宮から海岸に向かって延びる若宮大路の東側、大町大路と車大路にはさまれた一画に位置する。一般庶民の居住域とみられるが、集団墓地などが存在し特殊な地域と考えられている前浜との境界にあたっている。トイレ遺構の可能性をもつ土坑群7基は、東西に列をなして掘られており、ほとんどが重複関係にある。ほぼ3時期に分けて構成されると考えられ、うち4基はトイレである可能性が高い。土坑形汲取式トイレであり、第2期(13世紀第2四半期)および第3期(13世紀第3四半期)の土坑からはウリ科種子や踏み板とみられる板残片が出土しており、第1期(12世紀後半?13世紀初頭)の土坑からも、踏み板と考えられる土坑直径(約1.6m)に等しい長さの板が2枚出土している。

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2009年09月03日 09:45に投稿されたエントリーのページです。

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